軟弱者の言い分
小谷野敦 / 晶文社 / 2001/03/10
★★★
まあ普通
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エッセイ集。『バカのための読書術』、『恋愛の超克』、『もてない男』は、いずれも業界内輪話が多くて辟易したが、こちらは最初からそういうものなので、相対的に気楽に読むことができた。文学者が何歳で勲章を貰っているか、師匠と弟子の年齢差はどれほどか、どのような肩書きが使われているか、などの話題が面白い。
なお、朝日新聞に連載された文芸時評が、加筆の上で収録されている。連載では3冊の「おすすめ」本を紹介しているのだが、加筆分ではその月に読んで勧めることができなかった本を挙げている。この部分は参考になりそうだが、「おすすめ」の本しか紹介していなかった朝日新聞連載原稿は、それだけでは読者の役に立たなかったはずだ。
2001/7/5