日本語は生き残れるか
経済言語学の視点から
井上史雄 / PHP研究所 / 2001/08/30
★★★★
まとまりはないが、興味深い観点がいくつも
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日本語の変遷を長期的なスパンで論じる興味深い本だった『日本語ウォッチング』の著者が、グローバルな視点から日本語という言語にアプローチしている本。さまざまな角度からアプローチしている分、ちょっとまとまりがないのだけれども、興味深いアイデアがいっぱい詰まっている。言語は変化して当然であるという基本的な姿勢は同じだが、その変化を、日本語という言語の未来に結び付けるというのが本書のテーマである。たとえば本書では、「敬語の乱れ」と言われるような現象や、カタカナ外来語の増加が、「外国人にとって学びやすくなった」として肯定的に評価される。
この読書メモでは、諸言語の未来一般について論じている本として『ことばの歴史』を取り上げている。近未来の、特にインターネットと絡めた日本語の未来を論じた本として『インターネットで日本語はどうなるか』がある(ただし内容はよくない)。また、本書でも1章を割いて論じている英語公用語論については、『あえて英語公用語論』がある(これもよくない)。
2001/9/16