炎の裁き
The Burning Man
フィリップ・マーゴリン / 早川書房 / 98/06/15
★★
この人はそろそろ見放すべきか
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自分勝手な弁護士が殺人の容疑をかけられた精神遅滞者の弁護を通して成長していく物語。
これはひどい。伏線がことごとく出てきた瞬間に伏線だとわかり、仕掛けられている謎がすべて透けて見えるという、ミステリ小説の最低限の基準も満たせていない小説なのだが、それだけでなく、使用している個々のコンポーネントがすべて十分に考え抜かれていない。「怠惰な弁護士」、「弁護士と依頼人の間のコミュニケーションの欠如」、「検事の陰謀」、「連邦機関との兼ね合い」、「弁護士の意図的な手抜き」などなど、どれをとっても10年以上前の小説のレベルだ。
1998/6/23