サシミ文化が世界を動かす
堀武昭 / 新潮社 / 2001/12/20
★★★★
興味深いトピックだが
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日本の漁業にまつわる話。著者の本としては他に『反面教師アメリカ』と『東欧の解体 中欧の再生』、『南太平洋の日々』を取り上げている。他にも『マグロと日本人』(未読)などの著作があり、関心を持って追っているトピックの1つのようだ。
日本の漁業を、著者の得意な世界的な広がりのある観点から見る試み。非常に興味深い話がいっぱい入っているのだけれども、上に紹介した他の本と比べると少しまとまりがないように思えた。著者は他の本でも、それぞれに完結した、多様な観点から書かれた章を並べることで大きな図式を描くという手法を使っているのだが、本書ではそうやって描き出される図式がはっきりと焦点を結んでいないように見える。
日本の漁業に関しては『サカナと日本人』が面白かった。本書でも触れられている捕鯨については『くじら紛争の真実』と『クジラは食べていい!』が興味深い。『環境生態学序説』は、マグロを含む水産資源の管理手法の数理モデルを紹介している。
2002/2/3