治せる精神科医との出会いかた
中沢正夫 / 朝日新聞社 / 2002/03/25
★★★
興味深い実用書
![]()
著者は精神科医で、精神医療に関する著作が多くあるようだが、私は本書が初めて。
精神科医にかかった方がいいかな、と思った人、またはその家族のための実践的なガイドとリソースである。私はそのような境遇にはないので本当のところはわからないのだが、そういう境遇にある人が読みやすいような工夫がなされている、と思う。特に、患者に接する場で医療従事者がどのように考えてどのように振る舞うかということをわかりやすく書いているので、見込み患者とその関係者にとっては、治療へのバリアが下がるだろうと思われる。
私のような門外漢にとっては、日本における精神医療の現状をかいま見ることができるという利点があった。特に面白いことはないけれども、リベラルな納得のできる記述だった。
2002/4/22