天地無用
ナンシー関 / 文藝春秋 / 2002/09/15
★★★★
最終回
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「テレビ消灯時間」のシリーズの6冊目。著者は2002年6月に逝去し、「週刊文春」に連載していた当コラムは、本書に収録されている、サッカーのワールドカップに対する日本人の熱中ぶりへの嫌悪感を表明した6月20日の回が最終回となった。
この読書メモで取り上げている著者の本は、『耳部長』、『テレビ消灯時間』、『隣家全焼』の3冊。実は、私はこのタイプのテレビ番組をまったく見ていないので、彼女の書いていることの多くがわからない。たとえば、彼女が最終回に書いている、日本人のワールドカップに対する熱中ぶりを、私は直接的には体験していない。こうやってナンシー関のコラムを通して、日本人がサッカーに熱中していたんだなということを知るのである。そういう報告者としての彼女を私は信頼していた。
『テレビ消灯時間』で、この人は老いたら山本夏彦みたいなポジションになるんじゃないかと書いたが、そうならない完全な現役のうちに亡くなってしまった。
2002/10/8