地上50m/mの迎撃
White Star
ジェイムズ・セイヤー / 新潮社 / 98/11/01
★★★★
むちゃくちゃな展開のスナイパー小説
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主人公はかつてヴェトナム戦争でスナイパーとして活躍した検事補。しかし検事補という設定にはまったく意味がない。彼と戦うためにアメリカにやってきた旧ソ連のスナイパーとの間での死闘にのみ意味がある。
この2人のスナイパーは、一時期、一部ではやっていた(と思うのだが)現代的なスナイパー像とはかけ離れた、前時代的な超人である。最後の方の2人の戦いは非常にばかばかしいものなのだが、読んでいくにつれ、さすがにここまでやられたら降伏して身をまかせるしかないという心境になってくる。久しぶりに馬鹿馬鹿しく面白いものを読んだという感じ。
1998/11/9