クルーグマンの良い経済学悪い経済学
Pop Internationalism
ポール・クルーグマン / 日本経済新聞社 / 97/03/14
★★★★
と学会的本だがまっとう
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『経済対立は誰が起こすのか』のネタ本か? 「俗流国際経済学」への反論を収めた評論集。あちらの方は信用できないオーラを発散させると学会的本だったが、こちらの方はまとも。
序文には、自らをスティーブン・ジェイ・グールドになぞらえている記述がある。あるコアの分野での異端者は、その外の領域に対して、攻撃的な正統の擁護者となる、というパターン。
幼稚産業保護のための、比較優位の(国家による)戦略的な育成、という概念についてもう少し知りたくなった。クルーグマン自身は、このようなことは可能であるにしても、どのような産業が未来において戦略的に有利になるかという予測が困難であるため、あまり役に立たないという結論を出しているようなのだが、これは政治的発言か?
1999/1/8