地獄への道はアホな正義で埋まっとる
宮崎学 / 太田出版 / 99/02/26
★★★
いまひとつ是非がわからない
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安田好弘弁護士が強制執行妨害の疑いで逮捕された事件に関するアジテーション。著者のwebページに掲載されている文章に、書き下ろしの文章を追加したものである。
著者が住宅金融債権管理機構とその社長である中坊公平が嫌いだ、ということはよくわかるのだが、細かいところはいまひとつわかりにくい。これは著者自らが詳しい部分をわざと伏せているからなのかもしれない。
含まれている主張はいくつかある。
これについてはどうもよくわからない。保釈が降りていないことには仕返しの臭いがぷんぷんするが(これについては著者のwebページに詳しい説明がある。検察側は、どうやら著者のwebページでアジテーションが行われるから保釈すべきでないと主張しているみたいだが、大笑い)、逮捕自体は、このところ住管機構のからむ似たような所得隠しでの逮捕が続出しているので、そのうちの1つのケースと見てもいいような気がする(ただし、コンサルティングを行った弁護士をターゲットとすべきかはまた別の問題である)。
これについては微妙だ。著者は中坊公平型の行政側弁護士と、今回逮捕された安田好弘のような任侠・熱血型弁護士を強く対照して、後者を熱烈に支持しているが、アメリカ製のリーガル・サスペンスの読者である私からすると、日本には前者のような弁護士がもっといてもよいと思う。著者が弁護士の社会的役割について書いているさまざまな事柄には賛成なのだが、こういうことが熱血型弁護士にしかできないというのでは困る。「人権派弁護士」という名称が特定のタイプの弁護士にしか当てはまらないという日本の現状がそもそもおかしいのである。
メディアでの扱いをよく知らないのだが、まあそういうことなんだろう
1999/3/2
思い立って3/3に行われた第一回公判を傍聴してきた。傍聴希望者は300人を超えていたが、幸運なことにクジに当たった。感想としては、やっぱり陪審制を取り入れた方がいいんじゃないか、というものだった。裁判の能率が悪すぎる。
1999/3/3