廃炉時代が始まった
この原発はいらない
舘野淳 / 朝日新聞社 / 00/01/01
★★★★
冷静な問題提起だが、やや整理不足か
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著者は日本原子力研究所の研究員だった人。具体的なデータを詳しく紹介して、日本の原子力行政の問題点を指摘し、批判している。ディテールの順序とレベルがうまくコントロールされていないという印象を受けた。
1999年に起こったJCOの事故についても短く触れている(『臨界19時間の教訓』の項を参照)。
著者の立場は日本科学者会議の立場、要するに原子力行政から科学が、より正確には科学者が排除されていることに対する苛立ちに基づいている。具体的な論点は、まあ常識的なこと。原研や動燃などの内輪話はなかなか興味深かった。
原発反対派の本としては、高木仁三郎の『市民科学者として生きる』も参照。
2000/2/18