クジラは食べていい!
小松正之 / 宝島社 / 00/04/24
★★★★
問題はあるにせよそこそこか
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著者は水産庁で漁業交渉官をつとめている人。捕鯨問題における日本の立場を主張する本。
IWCとグリーンピースの悪口の部分を除くと、突っ込まれそうな部分はうまく躱して、穏当なことを書いているという感じがする。しかしやっぱり文章がよくない。どうしてこう扇情的な文章になるのだろう。
なお著者は、今後の捕鯨問題の中で、日本の立場は改善されるだろうと予測している。その理由として彼が挙げているのは、(1) CITESやその他の国際会議経由でIWCに圧力をかけられる見込みがでてきたこと、(2) 会議の透明性が増すこと(1999年から会議の様子をプレスが傍聴できるようになった。2000年にはテレビカメラも入る予定)、(3) 無記名投票が行われること、(4) IWCの分担金が国連方式のGNP割に改正される可能性があること。
要するに、いまは上記のような条件が整っていないので、日本の主張が通らないのだと言っている。
全体として、この著者のような人に交渉官をつとめてもらうのは、まあまあいいかなという感じだ。
2000/4/23