RONIN
Ronin
John Frankenheimer / Robert DeNiro,Jean Reno,Natasha McElhone / 1998
★★★
安定しているが、ちょっと古いか
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久しぶりのジョン・フランケンハイマーの映画ということで期待と不安が半分ずつだった。フランスを舞台にしたカーチェイスや銃撃戦が、90年代のアメリカ映画には望めない懐かしい雰囲気を持っていたという風に言うことはできるんだが、それが古臭く見えてしまうことは否定できない。だいたい「カーチェイス」なるものは、『マッドクマックス2』で死亡宣告されて久しいのである。
国籍がさまざまな俳優たちを組み合わせるあたりも、下手すると全盛期を過ぎたアラン・ドロンとかジャン=ポール・ベルモンドの(日本に輸入さえもされなかった)主演作品などを思い出させるチープなヨーロッパらしさにしか貢献していないような気がする。ロバート・デニーロは可もなく不可もなし。いっそのこと「貧相」と言っていいのかも、ジャン・レノは相変わらず、その顔つきの印象以上のことを決してやらない凡庸さ。ナターシャ・マケルホーンは『トゥルーマン・ショー』で、トゥルーマンのあこがれの人の役を演じていた女優。IRAの手先の役を演じているが、ロンドン生まれのようだ。ステラン・スカルスガルドは、スウェーデン人だが、東ドイツ出身の元KGB工作員(!?)を演じている。
何よりも悪いのは脚本で、ご都合主義以外の何ものでもない。サスペンスもなにもあったものではない。なんでアイススケート・ショーに行くかね?
2000/3/27