Emmaエマ
Emma
Douglas McGrath / Gwyneth Paltrow,Toni Collette,Alan Cumming,Ewan McGregor,Jeremy Northam / 1996
★★★
正直いって、これは面白かった
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ジェーン・オースティンの原作の映画化。監督のダグラス・マクグラスは『ボーン・イエスタディ』(1993)と『ブロードウェイと銃弾』(1994)の脚本の人で、これが初監督作品(脚本も書いている)。19世紀の英国南部の上流社会を舞台にした、グウィネス・パルトロー(『恋におちたシェイクスピア』、『ダイヤルM』、『沈黙のジェラシー』)演じる上流階級の女性エマを巡る色恋沙汰。バカバカしくどうでもよい話をチャーミングに仕上げている巧みな映画だった。
エマの弟子のデビュッタントにトニー・コレット(『ハーモニー』)。垢抜けない女性をうまく演じている。友人のMr. Knightleyにジェレミー・ノーサム(『ミミック』)。情けない感じである。エルトン牧師にアラン・カミング(『ロミーとミッシェルの場合』。節操のなさが良く似合う。エマの元ガヴァネスにグレタ・スカッキ。グウィネス・パルトローよりも魅力的だぞ。よくわからん色男にユアン・マクレガー(『リトル・ヴォイス』、『ナイトウォッチ』、『普通じゃない』)。アホらしくて良い。
結局のところ、この話は英国の上流階級という「全員がバカ」な世界の中での、「自分よりもあの人はバカだ」という差異を巡る堂々めぐりの物語なわけだが、その中心点にいるグウィネス・パルトローの、高慢で頭が弱そうに見える感じがぴったりとはまって、全体として真実味のある話になるというアクロバティックな仕掛けになっていた。まさかそれを狙ったのではないと思うが。にしても、『恋におちたシェイクスピア』と比べると10倍以上はうまい。
2000/8/23