キャメロット・ガーデンの少女
Lawn Dogs
John Duigan / Sam Rockwell,Mischa Barton,Christopher McDonald,Kathleen Quinlan / 1997
★★
どうも中途半端か
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監督のジョン・ダイガンは英国生まれでオーストラリア育ちの人。本作はアメリカのCamelot Gardenという名前の新興中流住宅地に住む少女と、芝刈りなどの仕事をしにやってくる貧乏白人(white trash)の間の交流を描くという話。全体的にあまり上手な映画ではなく、かなりもたつくところが多いのだけれども、ときおり魔術的な瞬間があった。
この映画は、貧乏白人を演じるサム・ロックウェルの気持ちよい存在感に支えられているといってよい。金持ちに対する劣等感はあるものの、地に足を着けて生活している男を嫌味なく演じており、かろうじて映画を救っていた。少女を演じるミーシャ・バートンは可もなく不可もないという感じか。キャスリーン・クインランが「マダム」的役柄を演じていてもったいない限り。結局のところ、この映画の一番の欠点は、彼女を含めて、Camelot Gardenで生活する人々やそこの風景にリアリティが持たせられていないところにあるんだろう。中流階級の生活の薄っぺらさを表現したかった、ということなのだろうけれども、映画的な深みのなさと、この映画のテーマのような意味での「薄っぺらさ」はぜんぜん違うものなんである。
2000/8/30