カーラの結婚宣言
The Other Sister
Garry Marshall / Juliette Lewis,Tom Skerritt,Diane Keaton,Giovanni Ribisi / 1999
★★★★
こりゃ参った
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ゲイリー・マーシャルによる精神障害者映画。ゲイリー・マーシャルについてのアンビバレントな思いは『プリティ・ブライド』の項を参照。知的障害者(いわゆる「知恵遅れ」タイプの発達障害)の恋愛を描くという、きわめてチャレンジングな試みで、おそらくゲイリー・マーシャル本人もこれがどれほど難しいことかは重々承知した上での挑戦であろう。予告編を見て、これは恐ろしくひどいものになっていると予想したのだが、それが良い方向に裏切られた。課題の困難さを考えると、これは★4つに値するぐらいの快挙だと言えると思う。
障害者を演じるのはジュリエット・ルイス。その母親がダイアン・キートンで、父親がトム・スケリット(『コンタクト』、『マグノリアの花たち』)。ジュリエット・ルイスの恋人になる、やはり障害者の青年を演じるのがジョヴァンニ・リビシ(『モッド・スクワッド』)。そして、このジョヴァンニ・リビシが良い。『モッド・スクワッド』ではあまりピンと来なかったのだが、「入魂の役作り」が好きなタイプだろう。それがあまり嫌な感じにならずに成功していることが、この映画が惨澹たるものにならずに済んでいる理由の1つである。
実際、ジュリエット・ルイスとジョヴァンニ・リビシの2人が出てくるシーンはどれも見事にできていると思う。この映画は、これさえなんとかクリアしていれば成功と言えるわけで、サブプロットでいろいろとやばくなるたびに、この2人が映画を救っている。
まあもちろん、これはやっぱり鬱陶しい話であって、高い評価はテクニカルな面に与えている。ふつうに見れば、怒りだす人がいてもおかしくないoffensiveな映画ではある。しかし、たとえば『レインマン』などと比べれば10倍ぐらいはまともな映画だ。
2000/9/8