レイジング・ケイン
Raising Cane
Brian De Palma / John Lithgow,Lolita Davidovich,Steven Bauer / 1992
★★★
つらいが許せる範囲
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『カリートの道』に続いて、ブライアン・デ・パルマの落ち穂拾い。私の嫌いなこけおどし路線だが、久しぶりにみると、そんなに悪くはないという気持ちにさせられた。非常に素朴な感じに仕上がっているので、あまり嫌な気分にはならない。作っている本人も、いろんなシーンをほとんどパロディ/コメディとして作っているような気がする。
この映画の何よりもの収穫は、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドに顔つきが似ていることから選ばれたことが明らかなロリータ・ダヴィドヴィッチだった(『Touchタッチ』に出ているようだが覚えていない)。現実感のなさという点でナンシー・アレンにも似ているこの人は、この映画の主人公にぴったりとはまっている。
『ミッション・トゥ・マーズ』と同じように、出来のあまりよくない映画の中に、デ・パルマの良さを感じさせるという失敗作だった。
2000/10/16