リプリー
Talented Mr. Ripley,The
Anthony Minghella / Matt Damon,Gwyneth Paltrow,Jude Law,Cate Blanchett,Philip Seymour Hoffman,James Rebhorn / 1999
★★★
これはけっこう拾い物
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アンソニー・ミンゲラ(『最高の恋人』)の監督作品。パトリシア・ハイスミスの原作の映画化。『太陽がいっぱい』と同じ原作だが、リメイクという感じではない。
本作はけっこう楽しめた。そもそもこの映画とは何の関係もないことだが、たまたま私はこれを『マグノリア』の後に続けて見たので、どんな映画でも楽しめたと思う。フィリップ・ベイカー・ホールとフィリップ・シーモア・ホフマンの2人が両作ともに出ている。
私の感覚では、マット・デイモン、グウィネス・パルトロー、ジュード・ロウという組み合わせは駄作へのパスポートであり、大いなる不安を感じていたのだが、思いもかけずそれぞれがいい味を出していた。この映画のグウィネス・パルトローがいいのは、『Emmaエマ』が良いのと同じで、頭の弱いプチブル娘だからである。さらに、何を考えているのかまったくわからないが、それは決して「神秘的」なんではなく、バカだから何をしでかすかわからないという意味での怖さをたたえたマット・デイモンと、殺されることが最初からわかっているがゆえに魅力的なブロンド娘と同じニッチにいるジュード・ロウ。フィリップ・シーモア・ホフマンは「知りすぎた探偵」役として出色の出来の存在感。ケイト・ブランシェットは拍子抜けするほど普通。ジュード・ロウの父親役のジェームズ・レブホーンがなかなかいい。
2001/1/9