第一目撃者
Without Evidence
Gill Dennis / Scott Plank,Angelina Jolie / 1995
★★
これはなんというか
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これにはちょっとばかしびっくりした。監督のギル・デニスは脚本家出身で、これが監督第1作。オレゴン州の矯正局局長の殺人事件を巡る、警察・検察がらみのカバーアップ。殺された男の弟が警察の調査に疑問を抱いていろいろと活動するが、圧力がかかってくる。
何の予備知識もなく見たのだが、実はこれは実話をベースにした作品であり、本気で「告発」をしているということを後に知った。そのことを知らなければ、こんな映画が世の中に存在することが信じられないほど奇怪な内容とエンディングだ。チープな低予算インディー映画だが、奇妙な魅力をときどき感じさせる。
この映画は、アンジョリーナ・ジョリーが出演しているということでビデオ化されたものだと思われる。彼女にとっては初期の作品にあたり(1995年)、出演時間も短い端役なのだが、社会の底辺にいるどうしようもない女を演じてかなり説得力がある。それを言えば、登場人物の多くが社会の底辺にいる人物であり、映画全体が持っている(低予算であるがゆえの)やり切れなさが、不思議なことにそういう人々にリアリティを与えている。と、敢えて誉めればこうなるんだが、それにしても困った映画だ。
あまりポジティブな意味ではない「怪作」。予備知識なしにこれを見たら困惑することは間違いないので(特にエンディングには「なんだこりゃ!」と叫ぶだろう)、他人を困らせるために勧めると面白いかもしれない。
2001/2/9