フェリシアの旅
Felicia's Journey
Atom Egoyan / Bob Hoskins,Elaine Cassidy / 1999
★★★★
美しい映画
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アトム・エゴイヤン監督の最新作。
アイルランドから恋人を追ってバーミンガムにやってきた少女が、料理人の中年男と知りあう。例によって、当事者たちの過去が徐々に明かされていく。今回いじめられる少女はエレーン・キャシディという人。中年男にボブ・ホスキンス。
『スウィート・ヒアアフター』と違って、明かされる物語がちょっとばかり型にはまっているので、あの映画ほどのわくわくとした感じはなかったけれども、ボブ・ホスキンスの凄い存在感と演技のおかげで一瞬たりとも目が離せない強烈な誘引力のある映画になっていた。エレーン・キャシディは薄倖を体現しており、少女いじめ映画ファンの人(たとえば相米慎二ファン)は必見である。ただ、たとえば『キャリー2』とか『最終絶叫計画』を見ていたせいで、彼女が最後まで弱々しかったのが意外に思えてしまったのは、たぶんこちらのせいではなく、アトム・エゴイヤンの感性が古いせいなのである。まあ、そういう映画を作るつもりだったんだろうけど。
2001/6/27