Everest: The Death Zone
Everest: The Death Zone
NOVA / ドキュメンタリー / 1998
★★★
科学ドキュメンタリーとしては少々不満
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PBSで放映された科学ドキュメンタリー。NOVAシリーズ。約50分。amazon.comのDVDの製品ページ。
1996年に起こったエヴェレストの大量遭難事故(『空へ』と『デス・ゾーン8848M』の項を参照)の1年後、あのときIMAXの撮影隊に参加していたDavid Breashearsが、今度はNOVAのためにエヴェレストに登ったという、ご苦労様ですという感じの記録映画。
焦点は高山生理学に当てられており、高地における人間の生理特性や認知能力の変化の科学的調査が目的の遠征隊である。遠征の前後の脳のMRI画像を比較して、脳が縮んでいるかどうかを調べたり、高地での血中酸素濃度と脈拍を測定したり、簡単な記憶力や認知能力のテストを行う様子が記録されている。隊員の1人は危うく死にそうになる。
ベース・キャンプから始まる高地順応と、頂上へのアタックの様子が、比較的丁寧に撮影されている。また、人間を丸ごと入れるポータブルな与圧バッグの使い方もわかる。しかし科学番組としては、実験の結果がちゃんと説明されないこともあって、非常に中途半端に感じられた。また、映像だけを見るならば、やはりIMAXの『エヴェレスト』の方が圧倒的に美しい。登山映画なら何でも見たいという人にとっては、いちおう押さえておくべき作品ではあるだろうが、それ以外の人にはちょっと勧めにくい。
ジョディー・フォスターがナレーションを担当している。
2002/10/18